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ROAD EQ

車室内の劣悪なノイズ環境下で、どこまでも聴感に自然な音響補正を追求。

走行する車はエンジン音やエアコンの稼働音、タイヤのパターンノイズや風切り音など様々なノイズにさらされ、音楽を聴く環境として優れた環境とは言えません。また、低周波数帯域に大きなエネルギーを持つこれらのノイズがオーディオの再生音をマスキングし、音の厚みや伸びやかさ、潤いなど、音楽を再生するうえで最も重要な帯域のひとつである中低音を掻き消してしまいます。

こうした車室内騒音の問題に対しては、従来からノイズの逆相音をスピーカーから発して消音を図る ANC(Active Noise Control)や、騒音量に応じて再生音量やラウドネス量を自動調整するオートボリュウム、オートラウドネスなどの機能が考案されてきましたが、その効果は限定的で、オートボリュウムやオートラウドネス方式においては補正アルゴリズムの理論的な裏付けが薄く、主に 20Hz 以下の低域振動や車速を感知して補正を行うため聴感にフィットしないうえに、騒音変化に対する追従性が悪いといった問題が指摘されてきました。

Road EQは、車室内騒音に対するアルパインの長年にわたる取組みが生み出した画期的なノイズリダクションシステムです。開発に際して心理音響理論を積極的に導入することで、騒音の大きさと 10kHz にまで及ぶ幅広い帯域でのスペクトラムを正確に測定するとともに、システムの追従時間を人間の耳が音量と周波数を感知する閾値である20mSに設定し高速化。
また、DSPデバイスには超高速演算能力を持つ高性能 24bit 素子を採用し、測定から補正までの一連のプロセスを1秒間に48000回のスピードで高速処理。常に変動する騒音に対して、リアルタイムで最適なイコライジングと音量調整を自動で行います。さらに5万km以上に及ぶ実走行テストから得られた騒音の識別や最適補正を行う独自のロジックを投入することで、どこまでも聴感に自然な補正を追求。走行状況が変化しても、常に安定した音質と音量で音楽を楽しむことができます。