株主の皆様へ

株主の皆様へ

株主の皆様には、平素からの格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2017年度、アルパインは2020年度に向けて策定した企業ビジョン「VISION2020」(2020年度売上高3.300億円 営業利益率5%)の達成を目標として、「第14次中期経営計画」に基づき国内技術・生産子会社の再編等による構造改革や、ナビアプリ・ソフトやHUD(Head Up Display)分野における資本・業務提携など、強固な事業基盤の確立に努めました。

ビジネス面においては、国内市販市場向けアルパインブランドの車種専用製品や中国製品における欧州自動車メーカー向け純正品の販売の伸長、為替が円安で推移したことにより売上高が増加しました。また営業利益についても、為替による増収効果に加えて研究開発費の効率化など固定費の削減を進めたことにより増加しました。
アルパインがビジネスを展開する自動車市場では、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)と呼ばれる新しいトレンドによるパラダイムシフトが起こっています。

業種・業態を超えた技術革新と企業間競争が繰り広げられながら、人とモビリティ、社会とモビリティの新しい関係が誕生しようとしています。そうした中で、アルパインはグローバル市場を見据えながら、CASEに対応する技術開発や事業を以前から積極的に展開してきました。そして昨年、激しい環境変化に適応し、中長期的に成長を続けるため、親会社であるアルプス電気との経営統合計画を発表し、2019年1月「アルプスアルパイン株式会社」の発足に向けて準備を進めています。新会社のスタート時点から一気にビジネスを加速することができるよう、体制や事業戦略の議論を行っています。

今回の経営統合では、開発リソースや知的財産といった経営資源の相互活用や間接部門の効率化による企業体質の強化とあわせて、事業面での様々なシナジー効果が期待されます。車載事業領域においては、アルパインのシステム技術、ソフトウェア技術とアルプス電気の入力デバイス、センシングデバイス、通信デバイスを組み合わせることにより、未来の自動車に求められる車載HMI(Human Machine Interface)システムの提案力が高まります。OEMビジネスの顧客である世界の自動車メーカーの皆様からの高度化するニーズに高いレベルでお応えすることが可能となります。

また新事業領域におきましては、アルパインが音響機器事業や情報・通信機器事業で蓄積してきた固有技術はもちろん、世界各国の市販市場でのブランドビジネスの経験をアルプス電気が擁する広範な市場・顧客チャンネルで生かすことにより、新たなビジネスモデルの創出を目指します。

AI、ビッグデータによる第四次産業革命の市場革新の中で、電子部品事業と車載情報機器を中核としてエレクトロニクスとコミュニケーションで人々の生活に貢献し続ける「価値創造型企業集団」の実現に挑戦していきます。
アルプスグループは、連結決算で売上高8.500億円を超える規模の企業団体です。これからは、アルプス電気とアルパインの持つ豊富な経営資源をより活躍しやすくするとともに、意思決定を一層迅速化して更に成長を加速させ、目標とする連結売上高1兆円企業に向けて事業展開を行っていきます。

株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長
代表取締役社長 米谷 信彦
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