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トップメッセージ

代表取締役社長 石黒 征三

代表取締役社長

石黒 征三

持続的なモビリティ社会の実現に向けて

更なる経営構造改革へのチャレンジ

2008年後半から世界中を襲った世界同時不況は、自動車産業100年の歴史を根底から揺さぶるほど大きな津波として押し寄せています。モータリゼーションの先進国であり最大の市場である米国では、Big3と称された3大メーカーの経営の屋台骨をも飲み込んでしまうほど大きな変化をもたらしており、アジアや欧州においてもその影響は過去に経験のない規模に及んでいます。2007年には世界で7千万台の需要があった新車市場は、2009年は6千万台を割ると予測されており、今後数年間は2007年レベルへの回復は厳しいと謂われています。アルパインへの影響も例外ではなく、2008年下半期以降、自動車メーカー向けの受注は大幅に落ち込み、加えて個人消費の低迷や円高等の影響から、2008年度は上場以来初の損失を計上しました。現在、2008年度より推進している構造改革プログラムに「緊急収益改善施策」を追加し、「CHALLENGE30+(プラス)」として更なる経営構造改革に取り組んでいます。

新しいクルマのための商品開発

一方、技術の進化とともに新しいクルマの時代が出現しつつあります。「地球温暖化防止」や「循環型社会の構築」が世界の共通認識となった今、自動車メーカーは、「環境」「安全」分野に狙いをシフトし、他の産業を巻き込んでハイブリッド車や電気自動車、先進自動車(ASV)の開発を進めています。この新しいクルマは、近い将来、モビリティ社会に変革を促し、大きく伸長する可能性を秘めています。市場でも、ハイブリッド車や小型車、低燃費車等のエコカーの販売が伸びています。
アルパインも、これらの変化に適応すべく、自動車の「軽量化・省電力化・安価」に対応した商品開発や、カーナビゲーションを応用したエコドライブ機能の実現、「安全・安心」を実現する商品開発に取り組んでいます。今後は、これらの変化に迅速に対応できる企業が、次に成長する企業であると確信しています。

持続的な企業としてあり続けるために

このようにクルマを取り巻く環境が大きく変化しようとしている中で、企業の社会的責任(CSR)とは、「私達を支えて下さっているステークホルダーの皆様とともに、お客様に喜ばれる商品・新しい価値を提供し、成長しつづけていくこと」ではないかと考えます。すなわち、「経営活動そのもの」です。また、こうした環境下でこそ、企業の体質強化やステークホルダーの皆様との関係を深めていくことが重要と考えます。
アルパインの企業理念に「個性の尊重」「価値の創造」「社会への貢献」という言葉があります。未曾有の経営環境下の今こそ、私達はこの原点に立ち返り、「持続的なモビリティ社会の実現に向けて貢献し成長する企業」でありつづけたいと思います。

CSR/環境