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CSR/環境

トップメッセージ

代表取締役会長

石黒 征三

代表取締役社長

宇佐美 徹

持続的なモビリティ社会の実現に向けて

経済情勢・アルパインの施策

2008年9月に起きたリーマンブラザース破綻以降の実体経済の収縮と自動車市場の激変は、当初の予想の範囲をはるかに超える規模・スピードでありました。数年前まで世界最大規模であったGMの破綻は一昔前では考えられないことでした。アルパインの主力事業である自動車メーカー向けの受注は低迷が続き、2009年度は、ピーク時と比較して4割近く事業規模が縮小し、企業の経営においても大変厳しい1年間となりました。
2009年の後半から、一部で回復の兆しが見えましたが、この環境を全社一丸となって乗り越えるため、コスト削減・意識改革施策である「CHALLENGE30+」をさらに推し進め、損益分岐点の引き下げをはじめ、厳しい環境下でも利益を上げられるための体質強化を進めて参りました。私達はこの体質強化を継続すると同時に、2010年度をさらなる成長に向けた、攻めに転じる節目の年として位置づけています。

次の成長に向けて

自動車産業を見ると、環境問題、原油価格の高騰から、100年続いた内燃機関が電気モーターとハイブリッド化、あるいはプラグインハイブリッド、電気自動車等へと変化が顕在化してきました。中国・インドなどの新興国ではモータリゼーションの発展期に入り、中国は世界最大の自動車市場へと変貌を遂げました。そこでは自動車のスモールシフト・低価格化が大きな流れとして表面化し、全体で大きな構造変化が起きています。
この変化に対し、アルパインは次の成長に向けて、以下の4つの基本戦略を掲げ取り組んでいます。事業ドメインであるAVNCD(※1)をひとつのシステム・最適なコストで提供する「AVNCD戦略」。最先端をゆく国内外のパートナー企業との提携によりビジネス・技術ソリューションを提供する「アライアンス戦略」。スマートフォンをはじめとする情報端末機器と車載機器とを接続し機能融合により制約の多い車の中でも使い易いシステムソリューションを提供する「リンク戦略」。そして環境問題に対応し、エコカーに求められる軽量化、省電力化を追及した「グリーン戦略」。これらの戦略を全社一丸となり進めています。
また、成長著しい中国をはじめとした新興国市場において、積極的な事業拡大を進めます。私達が他社に先駆けて中国国内に確立した販売・生産・開発の一貫体制をフルに活用しながら、従来のお客様だけでなく、現地自動車メーカーとのビジネス拡大、そして市場における自社のブランドポジショニングの確立を強力に推進して参ります。

※1 オーディオ(A)、ビジュアル(V)、ナビゲーション(N)、車内外ネットワークを活用し情報提供するコミュニケーション(C)、ドライバーへの運転支援であるドライブアシスト(D)

持続的な企業としてあり続けるために

アルパインが企業ビジョンに掲げている「Driving Mobile Media Solutionsモービルメディアの未来価値へ」に相応しい、時代をリードする価値を提供し続ける魅力的な企業であり続けたいと考えております。ドライビングシーンにおける安全、安心、快適を車載機器を通じて創出し続けることに全力を挙げています。
私達は自分達だけでそのことが実現できるとは考えていません。お客様、取引先、株主、地域社会、従業員のステークホルダーの皆様との関係を深めながら、皆様に喜ばれる商品・新しい価値を提供し成長し続けることが持続的な企業としてあり続ける、たったひとつの方法だと考えております。
私達は、企業が永続していく為に普遍の価値である「個性の尊重」「価値の創造」「社会への貢献」を企業理念として定めています。同時に事業を通じてこの企業理念を具現化していくことが企業の社会的な責任を果たすことであると考えています。そのことから、私達のCorporate Profile(会社案内)とCSR Reportをひとつにまとめてご紹介させていただいています。個々の活動においては充分な取り組みとは言えない面もあろうかと思いますが、私達の現状の取り組みにお目通しいただき、忌憚のないご意見を頂戴できましたら、と願っております。今後とも皆様の温かなご支援を賜りますよう、宜しくお願い致します。